似ているという先行イメージが強いGSとROLEX。 もちろん、違いはあります。

①機械式時計の精度

GSはメカニカルモデルで静的精度+5秒~-3秒と公表しています。
*実際に腕に装着した状態での精度の目安は+10秒~-1秒です。
 ハイビートモデルの場合は+8秒~-1秒という所まで公表。

ROLEXの場合はクロノメーター規格という事で、日差-1秒~+10秒。

手作業で組み立てる時計には個体差がありますので、当たり外れがあり、何とも言えませんが、出荷にシビアなのはGS規格です。

②SD(スプリングドライブ)の存在

世界で唯一の駆動方式。
SDって何?と聞かれて説明すると、だいたい、「え?何?もう一回!」となるハイブリッドムーブメントです。
ぜんまい駆動、電池不要で月差±15秒!
詳しくはSEIKO公式WEB PAGEにてご覧ください。

③72時間駆動

SDとメカニカル(ハイビートを除く)は最大72時間(3日間)駆動します。
ROLEXの場合は2日程度(デイトナのキャリバー4130は72時間)です。
金曜夜に外し、土日使わず、月曜の朝に止まっているという事が防げます。

④クオーツの精度

GSの9Fムーブメントは年差±10秒
電波も使わず、自力で高精度を維持します。
ザ・シチズンが±5秒を謳っていますが、GSは余裕を持った精度で公表している気がします。
実際には2、3秒程度しかズレないと思って頂いてOKかと思います。
以前、ROLEXにもクオーツがありましたが、なくなりました。

全てのムーブメントに言える事ですが、GSにはオートカレンダーが付いていませんので、小の月の翌日にカレンダー修正が必要です。

⑤製品ラインナップ

世界中で売れているからこその商売、ROLEXの圧勝です。

⑥サラリーマン御用達

「精度が良い」=「時間に正確」=「ビジネスマン向け」というイメージが付いています。
製品ラインナップ全体を見ても、落ち着いたビジネスデザインのみですので、ブランドイメージが「しっかりした方が付ける時計」となっています。
銀行・証券会社員の方などがクオーツをお買い求めになる事が多いです。
お医者様は何でも買いますが、お仕事中はGSを装着されるという方も多くいらっしゃいます。
たまに、「SEIKO」=「成功」という自己暗示系もあります。

⑦20代~装着可能

成人式のお祝いに買われる方もいらっしゃいます。
GSなら20代から付けていてもイヤミがありません。
いい意味で目立ちません。
定年まで使う気持ちでお買い求め下さい。

⑧とにかく数字が公表されている

SEIKO製品というよりは日本の時計メーカー全般に言える事ですが、精度などがしっかりと数字で公表されており、何よりも安心感・信頼感があります。

⑨自己満足度

ROLEX・・・誰でも分かる小金持ちアピール。
GrandSeiko・・・ごく一部に伝わる自分、時計分かってます感

⑩偽物の数

ROLEX・・・そこらじゅうにあります。
GrandSeiko・・・ほとんどありません。

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